管理人コラム(2014年10月13日)
SBDニースリーブレビューとサイズの合わせ方
（2015.3/20サイズ選択の部分にSサイズとXSサイズを追記、追記が多くごちゃごちゃした記事になってしまったので全体的に書き直しました。）
（2015.3/20サイズ選択の部分にSサイズとXSサイズを追記、追記が多くごちゃごちゃした記事になってしまったので全体的に書き直しました。）
世界クラシックで海外選手達に人気の高かったイギリスのパワー用品メーカーSBD、特にニースリーブは一番人気といえる着用率でした。
自分も世界クラシックでSBDのウェアを着た選手達を見てどうしても欲しくなり、この度SBDのパワー用品を一式個人輸入しました。
今回はSBDニースリーブのレビューを書こうと思います(・∀・)
全身SBDの世界チャンピオン、レイ・ウィリアムズ選手
SBDニースリーブ
使用してみた感想
実際にスクワットで使用してみましたが、SBDニースリーブは縦に長い上にしっかりとした厚みと弾力があり、表面も滑りにくく、ガッチリと膝がサポートされ反発力はかなり強いです。
私はタイタンとTKのニースリーブを持っていますが、タイタンは生地が柔らかすぎる為ホールド感が弱く反発があまり感じられず、TKはゴムのような生地で反発力は高いですがIPF非公認の為国際大会及び2015年以降の全国大会では使用不可となっています、その点SBDニースリーブはIPF公認品でありながら強いホールド感があり膝をしっかり固定出来ますし、上下のサイズが長くズレにくい為非常に使いやすいです。
又、デザインや仕上がりの完成度も高く、流石世界大会で最も人気のあるニースリーブだと感じました。
着用した状態でのSBDニースリーブ(Lサイズ)とタイタンニースリーブ(Mサイズ)の比較。
メジャーで縦の長さを計測した所、タイタンは24cm、SBDは規定ギリギリの29.5cmでした。
SBDニースリーブのサイズ選択
SBDのニースリーブを使用する上で選手の皆さんが気になるのはサイズの選択だと思います。
下図のようにSBDは非常に細かくサイズが分かれており、全11サイズあります。
ここで注意して欲しいのが、SBDは他社のニースリーブように極端に小さいサイズを買って無理に穿くというのが難しく、ある程度サイズ表通りのサイズを買う必要があるという事です、11サイズと細かくサイズが分かれてるのも(恐らく縦長の形状の影響で)1つ1つのサイズの許容範囲が狭いからだと考えられます。
この時「重量級だけどタイタンやTKのXSが穿けたからXSでいいか」みたいな買い方をすると穿けない可能性がありますので注意して下さい。
管理人が各サイズを試着してみましたのでサイズ選択の参考にしてみて下さい。
まず脚のサイズ測定から、私は脚を伸ばしリラックスした状態でふくらはぎ40cm(写真左)、膝は真ん中のお皿の部分で38.5cmでした(写真右)。
この膝のサイズ(38.5cm)を基準に各サイズを着用していきます。
Lサイズ
（膝囲38.5cmだと丁度サイズチャートの許容範囲内中央くらい、スタンダードフィットとタイトフィットの間くらいのサイズになります。）
【着用に掛かった時間】 片側10秒程で簡単に着用可能でした。
【使用感】 隙間等なくピッチリフィットし程よいホールド感、練習の間ずっと着用したままでも痛くなったりする事は全くありません。
Mサイズ
（膝囲38.5cmはサイズチャートの許容範囲を0.5cmオーバーするサイズです）
【着用に掛かった時間】 特に苦労なく片側20〜30秒程で着用が可能です
【使用感】 かなりタイトな感じで反発も強いです、練習中や試合中に着けっぱなしでも痛くなったりする事はありませんでした。
Sサイズ
（膝囲38.5cmは許容範囲3cmオーバーしており、1サイズと少し下の物になります）
【着用に掛かった時間】 ふくらはぎ(周囲40cm)を通過させるのに苦労しますが着用は可能でした、ここがギリギリのサイズという感じです、着用に掛かる時間は片側数分といったところです。
【使用感】 かなりの圧迫感が有り、完全に試合用といった感じがします。非常に強い反発があります。長時間付けっぱなしにしているのは少し辛そうです。
XSサイズ
（膝囲38cmは許容範囲5.5cmオーバー、2サイズと少し下の物になります。）
ふくらはぎ以前に踵を通過せず着用は無理でした、もし踵を通過したとしてもふくらはぎを通過するとはちょっと考えられないきつさです。ベンチシャツのようにビニール袋等を噛ませればもしかしたら着用できるかもしれませんが、ニースリーブの着用に道具を使用したり人の手を借りるのはIPFの国際ルールでは禁止されております、ニースリーブ破損の危険性も増しますのでオススメ出来ません。
以上、各サイズを試着した上での感想です、練習用ならサイズチャート許容範囲内、試合用なら1サイズ下(許容範囲の2.5cmオーバー)くらいが無難なところかと思います。
これは個人的な感想ですので特にどのくらい小さいものが着用できるかについては参考までに見て下さい。
SBDに限らずニースリーブは無理に小さいサイズを着用すると道具としての寿命が縮まり破損の可能性も上がります、許容範囲より小さなサイズの使用は自己責任でお願いします。
それともう一点、膝よりふくらはぎの方が太い選手の場合は膝のサイズに合わせて買うとふくらはぎで詰まって着用できない可能性があります、この点にはくれぐれもご注意下さい。
サイズについて、この度、実際に使用している方達から脚のサイズ、SBDニースリーブのサイズ、使用感の情報を頂きましたので併せて記載します。
A選手
【脚のサイズ】ふくらはぎ39cm、膝35cm
【使用サイズ】Mサイズ
【使用感】ちょうどいい感じ、キツキツって感じでは無い、すぐ穿ける、Sも穿けそう。
B選手
【脚のサイズ】ふくらはぎ46cm、膝43cm
【使用サイズ】Lサイズ
【使用感】1分もあれば装着できる、Mも穿ける可能性有り？
C選手
【脚のサイズ】ふくらはぎ40cm、膝35.5cm
【使用サイズ】Lサイズ
【使用感】効果を感じないほどではないが、折り返さなくても穿くことができ、また練習中に腿にかかる部分が下にずれるなどする、かなりゆるめのように感じられる。
SBDの穿き方
YouTube等で海外選手が紹介している穿き方です。
まず膝の下まで普通に穿き
ここで上と下の部分を折り返し
上側の折り返した部分を掴んで膝にかぶせ
上下を戻し、完成です。
(SBDのニースリーブは右足用と左足用に分かれているので注意して下さい)
実際の装着動画、装着しているのはMサイズのものになります。
SBDの購入方法
現在日本国内に取扱店は無いので海外から個人輸入をする必要があります、私は公式サイトから購入しました。
公式サイトの場合日本への発送は送料一律40ポンドとの事でしたので、まとめ買いした方が1つあたりの送料が安く上がります、取引の際には多少のメールのやりとりをする必要があります。
個人輸入には色々とリスクもありますので購入する際はくれぐれもご注意下さい。
（未確認ですがアメリカの代理店から購入したほうが安いかもしれないそうです。）
（2015.2月 追記、4月末頃から国内の正規代理店にて取り扱いが始まりますのでそちらを待つのが良さそうです。）